〈自分本位〉と〈努力逆転の法則〉 理由は２つあります。 １つは〈自分本位〉、もう
１つは〈努力逆転の法則〉
です。 まずは自分本位につ
いてお話ししましょう。

誰でも自分が大事です。
自分のことを大事にしない
人に、他人を大事にするこ
とはできません。

でも、人と関わるときは、
自分の気持ちだけを押しつ
けても、うまくいきません。
「私、あなたのことが好きなの。つきあって」と一方的
に迫っても、 関係が成立す
るとはかぎりませんよね。
「愛されたい」と願う人は、
往々にして「私を愛してくれる男性はいないかな」と
探してしまうのです。 本来、
恋愛ってそういうものではないですよね。まず好きな
人がいて、 その人に自分
のことを好きになってほしい
と切に願うのが自然な姿です。

つまり、先に具体的な相手
が必要なのです。 具体的
な相手が頭の中にない状
態で、いくら「愛に満たされ
た生活が……」なんてやっ
ていても、
潜在意識プログラムは動
いてくれません。 その意味
で、〈相手本位〉という姿勢
が必要になります。
勘違いしてはいけません。
「自分の気持ちを犠牲にし
て、相手の気持ちに合わせ
る」 という意味ではありません。
「相手に焦点を合わせて、
相手の気持ちを汲み取る」
ということです。

〈努力逆転の法則〉についても軽く触れておきましょう。
必死にがんばればがんばるほど、「こんなにがんばっ
ているということは、達成が
困難な証拠だ。 達成はた
ぶん無理だろう」と潜在意
識が判断してしまい、 目標
が達成できなくなるという有
名な法則です。
たとえ具体的な相手を念頭
に置いていたとしても、

「愛されたい、愛されたい」
と願えば願うほど、 相手の
気持ちが離れてしまうということはよくありますね。
なにより、重くなりますから。
人間関係は、「ＡＫＫ」です。「明るく、軽く、からっと」ですよ。
この反対の「KOJ]
「暗く、重く、じっとり」ではいけません。