
読み方にコツがあります。一度読めば頭に入ってしまう内容ですが、同じ文章を何度も繰り返し読んでみてください。
繰り返せば繰り返すほど、早く魅力的になることができます。
7回読んでみてください。物の見方が変わり、あなたが中から変わるのを実感できることでしょう。
記憶の不思議
人間の記憶ほど不確かなものはありません。
小学生の頃、誰かとキスしたことありますか?
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あるにせよ、ないにせよ、その記憶が間違っていると言われたら、
「それはあり得ない」と思いますか?
人は誰でも、簡単に偽の記憶を作り出します。
自分に好都合な記憶をでっち上げるという意味ではありません。
むしろ反対に嫌な記憶を作り出すことも多いのです。
「子どもの頃、近所に住んでいたおじさんに痴漢された」という女性がいます。
しかし、実際はそんな事実はありませんでした。
この女性は嘘をついていたのか。そうではありません。
事実が存在したと本心で信じているのです。

親がおじさんのところへ抗議に行ったとか、一家で引っ越しをするかという話にまで発展したとか、そんな記憶さえあるのです。
事実はないのに記憶がある。これはどういうことでしょうか。

これは、「記憶の形成にとって、事実の有無は問題ではない」ということです。
客観的な事実が存在しなくても、主観的な事実が存在すれば、
つまり自分がそう思い込んでいれば、記憶はしっかりと形成されていきます。
そして、その作られた記憶に基づいて現在のトラブルが生じることがあります。
上記の例で言えば、男性不信や不感症などが考えられます。

では、本当に痴漢に遭ったことのある女性と、上記のように痴漢の記憶を作り上げた女性とでは、
どのように状況や対処法、今後の方針が異なるのでしょうか。
答えは「まったく同じ」です。
驚く人もいるかもしれませんが、繰り返しますと、事実があったかないかは、記憶にとって無関係なのです。
言い換えれば、偽の記憶を作り上げた人にとっても「事実は確かにあった」のです。
このことは、現実にトラブルに遭って悩みを抱えている人にもヒントになるでしょう。
対処方法が自ずから見えてくるのではありませんか?

愛されるということ
誰かに愛されたいと思いますか?
それは誰ですか?
えっ、誰でもいい?
では、まだあなたは誰かに愛される時期ではありません。
まずはあなたのほうから特定の相手を愛してください。
そうすれば、その人があなたを愛してくれます。

しかも、本気で愛さなければいけません。
駆け引きをして愛しているように見せかけるのではダメです。
潜在意識は瞬時に見抜きますからね。
愛されたいあなたのために、愛されないメカニズムをお教えしましょう。
あなたにも経験があるかもしれません。
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彼のことを「大好きだ」「本気で愛している」と言葉では言えるのに、彼にどっぷり浸かるには抵抗がある。
「自分がなくなってしまいそう」「信じた挙句に振られたら」「他の女性に目移りするのでは?」
「ずっとこの人ひとすじでいけるかどうかは分からない」……。
かといって、相手には自分を100%愛してほしい。ずいぶん虫の好い話です。

相手を完璧には信頼できていない場合、その不信感や不安、恐怖感は相手の潜在意識に伝わります。
男性は概して鈍感ですから、顕在意識的には気づきません。しかし、潜在意識にはすべてが伝わります。
そして、相手も感じるわけです。
「この人は自分のことを信頼していない」「いつか振られると心配している」
「俺の浮気を恐れている」「ひたすら自分と一緒にやっていく気持ちはない」……。
もっとも、顕在意識的にはそこまで正確な情報は伝わらず、
「この女、なんかヤダな」という感覚となって伝わるわけですが。

やがて、不安や恐怖が現実となる時期を迎えます。
相手の浮気を心配しているということは、相手の潜在意識に向けて浮気の可能性を伝達し続けていることになります。
潜在意識には善悪の判断基準がありませんから、イメージをなんとか実現しようとします。
そして、チャンスがあれば実行してしまうのです。
別のケースを挙げれば、「この人とずっと一緒にやっていく自信はないな」と思いながら付き合っている場合、相手の潜在意識には「いつか別れると思っていながらも付き合っている」
「付き合っていても、いつか別れていいんだ」というメッセージが送信されます。
しかも会うたびにいつも、です。

さらに別のケースを挙げましょう。「この人にいつか振られるかもしれない」と思っていると、
相手の潜在意識には「この人とはいつか別れることになる」というメッセージが、別れにまつわるイメージと共に送られます。
どのようなケースでも、最終結果は明白です。相手との関係が解消されて、終わります。
これが「愛されないメカニズム」です。
相手の心変わりや浮気を責めてきた人は、自分の心を見直してみる時期かもしれませんよ。
自分では気づかない潜在意識の中に、相手を100%は信じきれていない部分があるのかもしれません。
ならば、潜在意識の内容から変えていかなければ、相手を変えても結果は同じ、一生同じことの繰り返しです。
魅力的な人は、潜在意識の中も綺麗です。